本社工場の概要

 
 宮島醤油は明治15年(1882年)6月1日、佐賀県唐津市で創業しました。創業当時は唐津市水主町(かこまち)に醤油と味噌の工場がありましたが、大正9年(1920年)に、現在の本社工場の場所に新工場を建設し、大正時代から昭和初期にかけて会社機能を順次移行させました。ですから90年の歴史を持つ工場です。建設当時は新蔵(しんくら)と呼ばれていたそうです。
 工場設備は何度も改築されていますが、昭和初期に建てられた建造物もいくつか残っています。会社の象徴ともなっている白壁倉庫、赤レンガの倉庫、大正ロマネスク様式の本社事務所などです。
 
 現在の工場は船宮町、元石町、東町の3町にまたがる、30,488平方メートル(9,222坪)の敷地にあり、全長285メートルの中央通路の両側に各工場や倉庫などが配置されています。
 
 敷地内を権現川(ごんげんがわ)が流れており、海岸倉庫と呼ばれる倉庫の裏手が松浦川の広い河口です。かつて、松浦川伝いに醤油や味噌の運搬船が行き交い、玄界灘へと出て行った様子がしのばれます。船宮町という名は、江戸時代、現在の工場敷地に唐津藩のお船奉行所と奉行屋敷があったことに由来するそうです。
 
 現在、本社工場では醤油、味噌、めんつゆ、だし、食酢、ウスターソース、小袋調味料などが生産されています。敷地内には、工場以外に本社事務所、本社営業所とその倉庫、宮島商事本社、佐賀県醤油協業組合などがあります。