第21回 京都府味噌汁
 京都どす。
 平安の昔から文化の中心であった京都。海から遠く、新鮮な魚介類が手に入りにくかったため、人々は野菜中心の食生活を送っていました。また、寺社が多く、精進料理用の上質な野菜が求められていたため、農家は様々な工夫をし、京都独自の味わい深い野菜を育ててきました。今回の味噌汁の素材は京野菜の「水菜(みずな)」と「じゅんさい」です。水菜は京都で古くから栽培されていた漬菜で京菜(きょうな)ともいわれています。17世紀後半の『雍州府史』(ようしゅう:現在の京都南部である山城国の雅称)に、「京都東寺九条付近で畝(うね)間に水を入れて栽培したことから水菜と呼ばれるようになった」と記載されています。近年では全国に広まり、シャキシャキとした食感と見た目のきれいさからサラダ用の野菜として人気です。また、じゅんさいは全国各地の水の清らかな池沼に生育する多年草です。葉や茎の周囲には寒天のような粘液が分泌されており、このぬめりが特徴です。そして、最後に抹茶を振りかけて、宇治仕立ての京野菜味噌汁のできあがり。おあがりやす〜
 京都府味噌汁の作り方 
●材料● (4人分)
じゅんさい・・・適量
水菜・・・2束
抹茶・・・適量
だし汁・・・適量
味噌・・・大さじ4 1/3
今回は
「あじわい甘塩合わせ」
を使用しました。
1.材料をそろえる。
2.だし汁に水菜とじゅんさいを入れ
る。
3.軽く沸騰させたら火を止め、味噌を溶き入れる。
4.最後に抹茶を振り掛ける。
 
できあがり
食べた感想
前田
高級食材の『ジュンサイ』を10年ぶり(?)に食べて感激しました。つるりとのどこしのいい『ジュンサイ』と、シャキッとしてほろ苦い『水菜』が、甘口の『あじわい甘塩合わせみそ』と「がばいよか相性」で、味噌研発足以来のヒットではなかったでしょうか。味噌研の腕もあがりましたね。
平野
京都らしい上品なみそ汁でした。 ジュンサイと水菜の相性がばっちりでした。抹茶の香りもよくおいしく頂きました。
金子
普通の味噌汁より少し薄い気がしましたが、中に入ってた水菜、じゅんさいとマッチしていておいしかったです。
抹茶が入ってたみたいですが、味があまり感じられなかったのでもう少し抹茶入れて風味をだしてもよかったと思います。基本的に自分は好きな味です。
日野
じゅんさいのちゅるんとした食感と水菜のシャキシャキ感が意外と合っていました。
抹茶は苦くなるのを恐れて、たくさん振り掛けることができず、入っているかどうかよく分かりませんでした。
いつものあじわい甘塩合わせみそが、薄めの味付けだったせいか、京風・・・でしたよ。
堀内(味噌汁研究所 研究員)
抹茶の爽やかな香りと水菜のシャキシャキした食感、じゅんさいのぬめり、それぞれの素材の持ち味が活かされた味噌汁ができました。久しぶりにみなさんに褒められて、なんだかてれくさいですよ。
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