レッツ・チャレンジ
第47回目は『鏡餅』に挑戦!
2012年に実施した「レッツ・もちつき」は大成功に終わり、とてもいい思い出です。
「レッツ・チャレンジ」は新しいことに挑戦するというのがルールです。なので、過去にチャレンジしたことをもう一回ということは通常は行っていません! ところが、「あのもちつきすごく楽しかったですよね」、「またやりたいですね」と周囲からは「もちつき待望論」が続々とあがってきます。「何を生ぬるいことを!」と思いながら無視していたら、「鏡餅を作りましょうよ。会社に飾るものだし、ちょうどよくないですか?」と新たな提案がありました。
「鏡餅」だったら、「もちつき」より少しは進化している感じも出るし、まぁいいかということで「レッツ・鏡餅」を実施することにしました。鏡餅の必要数は4セット。本社事務所の玄関などに飾るので、上下2段の大きめの鏡餅にしようということなりました。
前回の「レッツ・もちつき」では、ちぎっては丸め、ちぎっては丸めを繰り返せばよかったのですが、今回は大きいもちを作らなければいけません。困ったことに、どれくらいの量のもち米から、どのくらいのサイズのもちができるのか、さっぱり分かりません。いろいろ調べてみると、約3kgの米から上段の直径15cm、下段の直径20cmの鏡餅ができそうだということが分かりました。それを踏まえて、下記の計画を立てました。
【1回 3kg(約20合) 上段1kg・下段1.5kg】
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8時半から、臼・杵・カマドの準備をし、火起こし、湯沸しを始めました。左のカマドは湯沸し用、右のカマドがもち米を蒸す用です。
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新聞紙を丸めて、周りに木切れを置き、着火させます。
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セイロにスノコと布巾を敷き、よく水を切ったもち米を入れます。
お湯が沸いてきたら、セイロをカマドにセットします。9時15分に米を蒸し始めました。約45分後の10時に蒸し上がる予定です。
もち米を蒸している間も、火加減を調節したり、カマドにお湯を足したり、杵と臼を温めたりとすることはいろいろあります。
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45分が経過し、10時になりました。もち米が蒸し上がったかどうか確認してみます。指で押してみるとすぐ潰れたので、大丈夫でしょう。
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臼に移します。
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まずは、杵でもち米を潰し、よくこねます。
こね終わったら、つき始めます。ここまでは2012年の「レッツ・もちつき」とほぼ同じです。
目新しいことと言えば、「シリコン製の5本指クッキンググローブ」を使用したことです。ハート形の凹凸のおかげで、もちがくっつきにくく、耐熱性もあるので、もちを触っても全然熱くありません。安心してもちをひっくり返すことができます。
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それでは、今回のチャレンジである「鏡餅」を作りましょう!下段の大きい方から作ります。
2つに分けたもちを表面がスベスベになるように、まわしながら形をととのえます。結構上手にできたと喜んでいましたが、時間が経つとだらーっと広がって平べったくなってしまいました。高さを出すためには、もちが固まるまでしっかり押さえておく必要がありました。
まずは全部の鏡餅を作り終わって、その後に食べる計画でしたが、「お腹がすいた!どうしても今すぐ食べたい!」とみんながわがままを言うので、計画を変更しお腹を満たすことになりました。
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きな粉もち、イチゴ大福、おろし大根など各自好きな食べ方を楽しみます。
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その後は計画通りに進み、4セットの鏡餅を無事作り終えることができました。けがもなく、もちをのどに詰まらせる人もいなくて、ホッとしております。
弊社は12月28日が仕事納めでした。新しい年を迎えるために鏡餅の飾りつけをしました。三宝の上に、裏白(裏が白いことから裏表がなく清廉潔白、また常緑の葉だから長寿)、下段もち、ユズリ葉(次世代に家系を譲ることを祝う)、上段もち、一番上に橙(代々繁栄しますように)をのせます。縁起物の干し柿、昆布、スルメを添えたら完成です。ちょっと横に広がってしまったので、予定より大きめの上段が22cm、下段が28cmの鏡餅が完成しました。
2016年の鏡開きは1月11日ですが、その日は成人の日で会社は休みです。1月9日に鏡開きを行うことにしました。前日の8日に鏡餅を片付けました。包丁がなかなか入らず、大変苦労しながら、なんとか食べやすい大きさに切り分けました。
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ぜんざいにして、おいしくいただきました。
ごちそうさまでした!
今年一年が良い年でありますように!
2016年1月